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メニエール病と向き合いながら、仕事を続ける

さて、ここで厄介なのは、やはり「仕事」

だと思います。

メニエール病は、私自身がその存在を知らなかったように、まるで知らないという世間の方々も、少なからずいらっしゃいます。

そして、そういう方々は、あるいは現代の鬱が(場合によっては)そう曲解されて呼ばれているように、そのめまいを単なる「甘え」

として解釈する可能性も否定できません。

確かにめまいというのは症状が外からはっきり見えないものであり、それに襲われてただごろりと横になっている、という人の姿を見てしまえば、感覚的に「サボりたいだけなんじゃないか」

と思ってしまっても、仕方ないのかもしれませんね。

しかし、メニエール病はれっきとした病気です。

そしてそのめまいは、程度の差こそあれ、立っていられないほどのダメージを、しかも継続的に、定期的に、当の本人に与え続けるのです。

だからこそ必要なのは、メニエール病に対する「周囲の理解」

だと思います。

幸い私は周囲に理解ある人が多く、だからこそ、ここまで克服することができたのだと思います。

私の職場は、メニエール病に非常に理解のある職場でした。

上司の身内にメニエール病に罹った人がいた、というのと、私がメニエール病についてしっかりと説明し、医師の診断書を見せてさらに理解を深めた、ということが影響しているのだと思います。

とにかく大事なのは、しっかりと説明すること、それも、自分の力だけでどうにかしようとするのではなく、医師の力を借りつつ、事実だけをしっかりと説明すること、これが大切です。

その結果、私はメニエール病と向き合いながらも、なんとか仕事を休むことなく、続けることができました。

発作が起きたときは遠慮なく横になることができましたし(そういう雰囲気が職場にはありました)、残業も、めまいを誘発する恐れがあるという理由から、そしてそのことをよく理解してもらえたおかげで、極力控えることができました。

やはりめまいがいかにダメージを与えるか、それを知ってもらえたということが、理解の手助けになったのだと思います。